好きな子に振られたお話

ルイちゃんとの出会いはサークルの新歓でした。

他大学の子だったのですがいわゆる一目惚れをしてしまい、先輩という立場を利用してアプローチをかけました。

今思うと美人に緊張してたのか誘い方も遊び方も下手くそでした。

昼飯を一緒に食べたり、ビリヤードに行ったりしたくらいでどちらもグループでの遊び。二人きりで遊んだことはなかったです。

昼飯を食べたときにした話や、イベント時に深く語りあったことで当時は何だかいけるような気がしてました。新歓が終わり舞い上がってたんだと思います。

一度いけるような気がしてしまうと好きだという自覚も大きくなり、仲の良い人にはルイちゃんが好きであることを伝えるまでになっていました。

そんな時に事件は起こりました。先輩が皆の前で「ルイちゃんは今日地元の彼氏とデートなのでいません。何なら乗り換える相手も現在いるそうです」と発言したのです。皆そのことを知っているようでした。

僕は相当落ち込みました。彼氏がいるかもしれないという疑念は当然ありました、それくらいの美人でしたし。でも謎の自信がそれを見せないようにしてたんだと思います。

皆は彼氏がいることを知っていたけどそれを私には伝えずにいました。私があんまりにも幸せそうだったから伝えにくかったそうです。

バラした先輩から後で聞いたのですが、バラした理由は私の目を早めに覚ますためだったそうです。

確かに知ってしまったせいで一時期憂鬱な状態にはなりましたが、逆に知らないままだったら良いムードとかで告白してたんだろうなあと思うとそっちの方がはるかに嫌です。

そういう意味でその先輩には感謝してます。ま、その数週間後に無理やり告白させられてルイちゃんから「だって顔が気持ち悪いから」という名言を戴くことになるんですけども。

今はだいぶ落ち着いてそれこそブログに書けるくらいにはなりました。ただしばらく美人には声がかけられなさそうです。

 

ここまで書いて思いました。振られてないじゃんと。